願望で人間関係の悩みを解消する

エッセイ

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8.願望実現の果てに 

願望を実現し続ける人生


 願望実現の活動を続けた結果、あなたはいつの日か自分の願望を実現する。実現したあなたの世界は当初イメージしたものよりずっと素晴らしい景色に見えるに違いない。しかし、この成果は始まりにすぎない。

 一つの悩みから願望を見つけ、一つの願望を実現したわけであるが、あなたの心の中にはもっとたくさんの実現すべき願望が存在する。少なくとも、悩みや不安の数だけあなたは願望を持っている。

 あなたは自分の願望を知る方法を既に手に入れた。その方法を使って、あなたは心の中の願望を一つずつ確認し、また新たな願望実現の活動を始めることになる。
 
 一度願望を実現する素晴らしい体験をすれば、何度でもその体験をしたいという欲求が芽生える。そして、願望実現の活動を死ぬまで何度も繰り返す。願望の数に限りはない。

 願望を実現し続ける、そんな生き方ができれば、あなたは活力を持って自分の人生を楽しみながら全うできる。



実現してはいけない願望


 願望を実現し続ける人生を送る中で留意すべきことを述べたい。人は成長する過程で様々な願望を持つようになる。人は良くも悪くも欲深い生き物で、自分が認識できているもの、心の奥に潜んでいるものをあわせて相当な数の願望を持っている。

 願望は人が行動を起こす原動力であり、もし願望がなければ人は無気力で自分の意思では行動できない人形になってしまう。また願望がなければ自分の行動の結果に心の底から喜んだり、幸せを感じることもできない。

 一方で願望には実際に行動に移せば法律や道徳に反するものも多く存在する。このネガティブな願望は行動に結びつかないように理性で抑え込む必要がある。さもなければ人生の破滅を招く。願望には表に出してよいものとそうでないものが存在する。

 人は幸せな人生を送るために、これまで述べてきた方法で自分が持つ願望を一つ一つ把握し、ポジティブな願望のみを実現すべき選択肢として選ぶ判断力を身につけなければならない。この判断力の基になる理性、このサイトで説明してきた願望を知る力、願望を実現する行動力の3つを養うことこそが人としての成長そのものである。